こんにちは!今回は 鼠径(そけい)ヘルニア手術後の流れや、注意すべきポイント についてお話しします。
手術を受けた後、どのように過ごせばよいのか?
どんな合併症が起こる可能性があるのか?
これらの疑問に答えながら、スムーズな回復のためのポイント を詳しく解説します。
術後の流れ|日帰り手術のスケジュール
鼠径ヘルニアの日帰り腹腔鏡手術の場合、術後1~3時間後には退院するのが標準的 です。
術後の基本的なスケジュール
時間 | 状況 |
---|---|
手術直後(~3時間後) | 目が覚めたら歩行開始。異常がなければ退院。 |
当日 | 車・自転車の運転は禁止。デスクワークは可能。シャワー浴OK。 |
翌日 | 入浴OK。必要に応じて診察。 |
1~2週間後 | 診察を受け、制限解除の確認。 |
術後1か月~ | 通常の生活に戻る。スポーツも再開可能。 |
💡 帰宅後に気になることがあれば、すぐに医師に相談してください!
特に、傷口の異常や痛みが強い場合は早めの受診が大切です。
術後の合併症について
鼠径ヘルニア手術は比較的安全な手術ですが、術後には軽度から重度まで さまざまな合併症が発生する可能性 があります。
ここでは、よく見られるものから まれな合併症まで を紹介します。
🔹 よくある合併症
1. 皮下出血(内出血)
- 傷口周囲に青紫色の皮下出血が見られることがあります。
- 通常は2週間ほどで自然に消えます。
- 男性の場合、陰嚢(精巣の袋)まで出血が広がることもありますが、時間とともに改善します。
2. 血腫(皮下に血が溜まる)
- 手術部位に血液が溜まり、腫れてくることがあります。
- 通常は自然に吸収されますが、大きな血腫は処置が必要になることもあります。
3. 漿液腫(体液の溜まり)
- 術後5~7日目頃 に傷口の下に液体がたまることがあります。
- ほとんどは自然に吸収されますが、多量にたまる場合は 針を使って抜く処置 を行うこともあります。
🔹 まれな合併症
4. 感染症(創部感染)
- 手術した傷口が赤く腫れたり、膿が出る場合は感染の可能性 があります。
- 軽度なら 洗浄や抗生剤の投与 で対応できますが、重症の場合は再手術が必要になることも あります。
5. ヘルニアの再発
- 手術後に 再び同じ場所にヘルニアができる ことを「再発」と言います。
- 発生率は低い(約1~2%)ですが、再手術が必要になることも。
6. 反対側の鼠径ヘルニアの発症
- 手術した側ではなく、反対側に新しくヘルニアができることもあります。
- 20%程度の患者さんで発症する可能性がある ため、注意が必要です。
🔹 非常にまれな合併症
7. 慢性疼痛(手術後の痛みが長引く)
- 手術後数週間~数か月 にわたって鼠径部に違和感や痛みが続くことがあります。
- 腹腔鏡手術のほうが、開腹手術よりも慢性疼痛のリスクが低い ことが分かっています。
8. 内臓損傷(腸や膀胱の損傷)
- 腹腔鏡手術では慎重に操作を行いますが、ごくまれに腸や膀胱を傷つけることがあります。
- その場合、追加の手術が必要になることもあります。
9. 静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)
- 手術後に血の塊(血栓)ができ、肺の血管を詰まらせる「肺塞栓症」などを引き起こすことがあります。
- 特に高齢者や肥満・糖尿病の方は注意が必要!
- 予防のために、手術後は早めに歩き始めることが大切です!
術後の生活で気をつけること
💡 術後の回復をスムーズにするため、以下のポイントを守りましょう!
✅ 退院後すぐに運動せず、まずは安静に!
✅ デスクワークは可能だが、重いものを持つ作業は2週間程度控える!
✅ シャワーは当日からOK、入浴は翌日から!
✅ スポーツや激しい運動は、2週間後の診察で確認してから再開!
✅ 便秘にならないように、水分をしっかり摂る!
💡 異常を感じたら、すぐに病院へ連絡しましょう!
まとめ
✅ 鼠径ヘルニアの日帰り手術は、術後1~3時間で退院が可能!
✅ 術後の一般的な経過としては、2週間後の診察で日常生活の制限が解除!
✅ 術後の合併症には、皮下出血・血腫・漿液腫などがあるが、多くは自然に治る!
✅ まれな合併症として、感染症や再発、慢性疼痛などがあるが、予防と早期対応が大切!
✅ 退院後の異常を見逃さず、少しでも気になる症状があれば医師に相談することが重要!
最後に|鼠径ヘルニアは放置せず、適切な治療を!
💡 鼠径ヘルニアは放っておくと悪化し、緊急手術が必要になることもあります。
「違和感があるけど様子を見よう…」と放置せず、気になる症状があれば早めに医療機関を受診しましょう!
手術後の回復がスムーズに進むように、適切なケアを行いましょう! 😊