鼠径ヘルニアの治療法を解説!手術の種類やメリット・デメリットとは?

こんにちは!今回は 鼠径(そけい)ヘルニアの治療法 について詳しくお話しします。
鼠径ヘルニアは 自然に治ることはなく、手術が唯一の治療法 です。

本記事では、手術の種類やそれぞれのメリット・デメリットを解説し、自分に合った治療法を選ぶ際のポイントをご紹介します。


鼠径ヘルニアの治療法は手術のみ!

鼠径ヘルニアには、薬や運動療法、ヘルニアバンド(脱腸帯)などの保存的治療法 もありますが、根本的な治療にはならず、推奨されていません。

現在、鼠径ヘルニアを治す方法は 手術のみ!
手術では、飛び出した腸が通る「ヘルニア門(穴)」を人工補強材(メッシュ)で塞ぐ ことで再発を防ぎます。


手術の種類:開腹手術 vs. 腹腔鏡手術

鼠径ヘルニアの手術には、大きく分けて 「開腹手術」「腹腔鏡手術」 の2種類があります。

手術方法 特徴 メリット デメリット
開腹手術 皮膚を切開し、外側からヘルニア門を補強 ✅ 手術時間が短い

✅ すべての患者に適用可能

❌ 傷が大きい

❌ 術後の腫れ・痛みが強い

❌ 両側ヘルニアの場合、傷が2倍になる

腹腔鏡手術 小さな穴を開けてカメラと器具を挿入し、内側から補強 ✅ 傷が小さい

✅ 術後の痛みが少ない

✅ 回復が早く、早期復帰が可能

✅ 両側ヘルニアでも傷が少ない

❌ 高度な技術が必要

❌ 以前に腹部手術を受けた人には適用できない場合がある

❌ 全身麻酔が必要


開腹手術の特徴

🔹 手術方法

  • 鼠径部(足の付け根)を直接切開し、飛び出した腸を戻す
  • 人工メッシュを使って穴を補強し、再発を防ぐ

🔹 メリット
✅ 手術時間が短い(比較的シンプルな手技)
すべての患者に適用可能(腹腔鏡手術ができない人にも対応可能)

🔹 デメリット
傷が大きく、痛みが強い
術後に腫れ(血腫)が発生しやすい
両側ヘルニアの場合、左右両方に傷ができる


腹腔鏡手術の特徴

🔹 手術方法

  • お腹に 1cmほどの小さな穴を3か所 開け、カメラと手術器具を挿入
  • 内側から人工メッシュを設置し、ヘルニア門を補強

🔹 メリット
傷が小さい(約1cmの傷が3か所)
痛みが少なく、回復が早い
早期の社会復帰が可能(デスクワークなら翌日から復帰も)
両側ヘルニアでも傷の数は変わらない

🔹 デメリット
高度な技術が必要(経験豊富な医師が必要)
全身麻酔が必要
過去に腹部の手術を受けた人(前立腺の全摘手術やロボット手術など)は適応外の可能性あり

💡 手術を受ける際は、内視鏡外科学会の「技術認定医」を持った医師を選ぶと安心です!


腹腔鏡手術の実績データ

研究データでは、腹腔鏡手術は 開腹手術に比べて以下の点で優れている ことが示されています。

📌 腹腔鏡手術のメリット(データ比較)
傷が小さいため、術後の痛みが少ない
腫れ(血腫)の発生率が低い
手術後の回復が早く、早期に社会復帰できる


どの手術を選ぶべき?

開腹手術が向いている人

🔹 手術時間を短くしたい
🔹 過去に腹部の手術を受けており、腹腔鏡手術が適用できない
🔹 体に負担の少ない麻酔(局所麻酔)を希望

腹腔鏡手術が向いている人

🔹 できるだけ傷を小さくしたい!
🔹 痛みを少なくしたい!
🔹 術後の回復を早くして、早く職場復帰したい!
🔹 両側ヘルニアの手術を受ける予定

💡 仕事復帰が早く、痛みが少ない「腹腔鏡手術」は特におすすめ!


まとめ

鼠径ヘルニアは手術でしか治らない!
手術には「開腹手術」と「腹腔鏡手術」の2種類がある
腹腔鏡手術は傷が小さく、回復が早く、痛みが少ないのがメリット!
手術方法は、医師と相談して自分に合ったものを選ぶことが大切!

鼠径ヘルニアは放置しても治ることはなく、悪化すると「嵌頓(かんとん)」という危険な状態になることもあります。
「手術が不安…」「どの方法が自分に合うかわからない…」という方は、まずは専門医に相談してみましょう!