こんにちは!今日は 鼠径(そけい)ヘルニア という病気について、特に 職場に迷惑をかけずに治療できる日帰り腹腔鏡手術 についてご紹介します。
「仕事が忙しくてなかなか休めない…」そんな方でも治療しやすい方法ですので、ぜひ参考にしてください!
鼠径ヘルニアとは?
鼠径ヘルニアは 足の付け根(鼠径部)が膨らむ病気 です。「脱腸」とも呼ばれ、主に 腸などの臓器が筋膜の隙間から飛び出してしまう ことで起こります。
症状の進行
鼠径ヘルニアの症状には段階があります。
1️⃣ 初期症状
- 立ち上がったり、お腹に力を入れると 足の付け根が膨らむ
- お風呂や着替えの際に気づくことが多い
2️⃣ 中期症状
- 横になると膨らみが戻る
- 指で押すと引っ込む
3️⃣ 進行すると…
- 違和感や痛み を感じるようになる
4️⃣ 危険な状態(緊急手術が必要!)
- 指で押しても戻らなくなる
- 腸が締め付けられ、血流が途絶えると 壊死する可能性 も
症状が悪化する前に、早めの治療が大切です!
鼠径ヘルニアの治療法は手術のみ!
鼠径ヘルニアは 手術以外に根本的な治療法がありません。
手術方法はいくつかありますが、私は 腹腔鏡(ふくくうきょう)手術 をおすすめしています。
腹腔鏡手術とは?
腹腔鏡手術は、おへそとお腹の左右に3か所の小さな穴を開け、カメラと器具を挿入して行う手術 です。
飛び出した臓器の出口部分を、ポリプロピレン製の メッシュ で覆うことで補強し、再発を防ぎます。
腹腔鏡手術のメリット・デメリット
✅ メリット
✔ 傷が小さい → 痛みが少ない
✔ 回復が早い → 早期に職場復帰できる
✔ 合併症(血腫など)が少ない
❌ デメリット
⚠ 全身麻酔が必要
⚠ 手術時間がやや長め(約2時間)
⚠ 熟練した医師の技術が必要
日帰り手術の流れ
📌 手術前
✅ 検査・麻酔の説明
✅ 手術当日は朝食を摂らない(飲水も手術1時間前から禁止)
⏳ 手術(約2時間)
✅ 全身麻酔 を使用
✅ 腹腔鏡を使い、メッシュを設置して補強
🏥 術後
✅ 約 1時間後には歩行可能
✅ デスクワークなら翌日からOK!
✅ 翌日から入浴・車の運転も可能
術後の注意点(特に2週間は要注意!)
手術で設置したメッシュが しっかり定着するまで約2週間 かかります。
この期間中は、メッシュがずれたり折れ曲がったりしないように注意が必要 です。
🚨 NG行動リスト
❌ 自転車に乗る
❌ 重い荷物を持つ
❌ ゴルフ・野球など 下半身を使うスポーツ
👉 これらをすると再発リスクが高まります!
術後の経過
📅 2週間後 → 最初の診察(運動制限解除)
📅 2ヶ月後 → 最終診察(違和感があれば相談)
まとめ
鼠径ヘルニアは手術以外で治すことはできません!
しかし、日帰り腹腔鏡手術なら職場に迷惑をかけずに治療可能 です。
✨ 術後すぐにデスクワーク復帰OK!
✨ 2週間後には運動再開も可能!
「忙しくて病院に行けない…」と放置せず、早めに専門医に相談しましょう!
健康な毎日を取り戻すために、一歩踏み出してみてくださいね😊
💡 鼠径ヘルニアや手術について質問があれば、気軽にコメントしてください!